みなさんこんばんは。@regionalfootbalです。
第53回全国社会人サッカー選手権大会(いわゆる「全社」)も大会2日目、今日はテクノポート福井を訪れました。
#全社 2日目、今日はテクノポート福井に来ています。まだ第1試合前ですが、FC TIAMO枚方、 #鈴鹿アンリミテッド ともにサポさんたちが集まっています。このあと11:00 K.O.! #コミュサカ pic.twitter.com/ZZsMoSQRJH
— 地域CLを知る@全社観戦中 (@regionalfootbal) 2017年10月15日
今日もひとつの会場で2試合が同時開催。さてどちらを観るか…と、実は今日は最初から観る試合を決めていました。
第1試合(11:00K.O.)
- 鈴鹿アンリミテッドFC対東京国際大学ドリームス
鈴鹿さんは、ご存じの方も多いように数々の尖った企画で今年の地域リーグを盛り上げてくれています。今回の全社での観戦を楽しみにしていましたチームのひとつ。スタンドにはサポさんの数も多く、大旗も複数あってチャントもメジャーな有名曲がたくさん使われており華やかで、いかにもJを目指しているチームのサポらしく感じました。
前半は鈴鹿側のゴール裏一番上で観戦していましたが、風が強く小雨も降ってきて気温がかなり下がり、前半終了そうそうに温かい甘えび汁の振る舞い列へ直行…。
かなり寒いので、前半終了後は即座に甘えび汁の振る舞いの列へ。皆考えることは同じで、なんというか、炊き出しキャンプみたい… 生き返りましたー #全社 #コミュサカグルメ pic.twitter.com/AXelFvGaXP
— 地域CLを知る@全社観戦中 (@regionalfootbal) 2017年10月15日
後半は風の当たりづらい場所に移動して観戦(軟弱…)。時おり、長いボールに対して足が間に合わない場面が何度かあって、「あぁ連戦の2日目だからかな…」とも思いましたが、試合はそのまま地力に勝るという印象の鈴鹿が後半に追加点を重ねて結局4-0と快勝しました。
そして午後の第2試合へ。
#全社 2日目第2試合、こちらの試合のサポさんも集まっています。 #東京23FC はいつものビッグフラッグを福井にも持ち込んでおり、そして #いわきFC は選手の段幕の数がすごいですね #コミュサカ pic.twitter.com/66pJEPCtsu
— 地域CLを知る@全社観戦中 (@regionalfootbal) 2017年10月15日
第2試合(13:30K.O.)
- いわきFC対アミティエSC京都
いわきFCも、天皇杯でコンサドーレ札幌を破ったり強烈なフィジカルトレーニングなどの話題もあって、今回楽しみにしていたチームのひとつです。対するアミティエSC京都は、こちらも激戦の関西リーグ王者、話題の相手とは言え県リーグ相手に簡単に負けるわけには行かないでしょう。
テクノポート福井スタジアムは専用スタジアムとはいえピッチと観客席にはすこし距離があったので、正直なところいわきの選手たちの外見的なムキムキ感はピチユニの袖から見える上腕部を除いてそれほど感じなかったのですが(パッと見の印象では、昨日の矢崎バレンテの選手たちのほうがはっきり異質感が伝わってきました)、それでも球際では迷わず競いにくる感じがして、フィジカル的な優位さに自信をもっているんだろうな、と感じられました。
前半はどちらも一点ずつサイドからのクロスもしくはCKからヘッドを叩き込んで1-1で、全体的に見て一進一退といったところ。どちらかと言うと、イキのいいいわきの選手にアミティエ側が手こずっている、という印象を受けました。
しかし後半に入ると、アミティエ側が主導権を握る時間帯が長く続きました。ボールを持たれてもしつこくプレスして奪い返し、低めで奪ったら機を見て迷わずカウンターを仕掛けます。カウンター時にはボールホルダーを含めて必ず3人くらいが走り、無駄走りになるのも覚悟で斜めにも走ります。何度も、何度も。
公式記録は確認していないので、昨日出場した選手のうちでどれほどが今日もピッチに出ていたかわかりません。それでも、サッカーでは通常は考えられない連日開催というレギュレーションの中で、しかも試合後半であれだけ走るのには、ちょっと感動を覚えました。この試合の観戦を決めたのは、正直言っていわきFCが目当てでしたが、試合後半からはいつの間にかアミティエ側の目線で観ている自分に気づきました。
試合はそのまま1-1のままタイムアップ。決着の行方は、多くのいわきFCのサポさんたち側のゴールでのPK戦へ。バックスタンドで観ていたので、急いでそのゴール裏に走りました(現地にいた方は、ゴール裏にダッシュしていたオレンジ色のダウンジャケットのおっさんに気づいたかも)。
PK戦です pic.twitter.com/KiBI86rBsQ
— 地域CLを知る@全社観戦中 (@regionalfootbal) 2017年10月15日
「PK戦は運試しみたいなもの」とも言います。だからこそ、あとはもう祈るしかない。そして祈りが通じたのは、ゴールのすぐ裏にいた赤い軍団ではなく、サポさんの数で大きく下回ってはいましたが(上の写真でははるか遠くに点のように写っている)、PK戦が行われていないピッチ反対側からずっとコールを続けていたアミティエSC京都でした。その選手たちが、試合が決まった直後あいさつもそこそこに反対側のゴール裏のサポさんたちのもとへ歓喜とともに走っていったのが印象的でした。地域CLへの出場は大会前から決まっている選手たちが、です。
かくして、関西王者は意地を見せ、いわきFCの今年の全社での挑戦は、ここで終わりました。
そして、このPK戦の決着がついた直後に急いで隣の芝生広場へ。そちらの試合、東京23FC対JAPANサッカーカレッジの試合も1-1のドローからのPK戦に突入しており、それを途中から見ることができました。
こちらはサドンデスまでもつれ込んでいて、結果としてJAPANサッカーカレッジが勝利。アミティエのときもそうでしたが、普段のリーグ戦と違って、トーナメントでのPK戦は、勝者と敗者のコントラストが大きいですね。JAPANサッカーカレッジの選手たちも決まった瞬間にゴール前で選手たちが折り重なって喜びを爆発させていました。そしてそのゴールのすぐ裏には、大勢の東京23FCのサポさんたちが。。。
全社2日目で見えたこと
1日目との違いは、ピッチの外で言えば、昨日は感じられた祝祭感がまったくなくなっていたこと。地元枠であるサウルコス福井が別会場だったからかもしれませんが、もう周りにはガチサポさんたちしかいない、という感じ。でもそうは言っても地域リーグですから、自チームの直接の対戦相手以外の方にはにこやかに挨拶されている光景も見かけました。
そしてピッチの上では、特に第2試合のときに強く感じたように、きっと走りたくても体がついていかないんだろうな、という状況が徐々に出てきているんだろうな、というのが少し見えてきました。観ているこちらが勝手にそう思っているだけなのかもしれませんが、やっぱりどう考えてもキツイはず。勝ち残った選手の皆さんは明日にかけての短い時間ですが体力回復に努めてください。
2日目を終えて8チームが大会を去り、ベスト8が出揃いました。★は地域CLの権利持ちチームです。
- ★鈴鹿アンリミテッドFC対★アミティエSC京都@三国運動公園陸上競技場 11:00〜
- FC TIAMO枚方対JAPANサッカーカレッジ@三国運動公園陸上競技場 13:30〜
- 松江シティFC対アルティスタ東御@丸岡スポーツランドサッカー場 11:00〜
- アルテリーヴォ和歌山対★VONDS市原FC@丸岡スポーツランドサッカー場 13:30〜
そして以下のツイートのように、明日で地域CLへの出場枠3つが確定することになったようです。
【全社まめ知識】
鈴鹿-アミティエが権利持ち同士の対戦となったため、枚方-JSC、松江-東御の勝者は地域CL出場チームとなることが決定しました。和歌山-V市原で権利持ちのV市原が勝利した場合は全社枠が2となり、補充枠で東海2位のFC刈谷が地域CL出場となります。#コミュサカ— コミュサカ@管理人 (@commusoccer) 2017年10月15日
…え、もう決まっちゃうの?というのが正直な感想ですが、それもこれも権利持ちのチームが多く残っているからですね。逆に、勝負の決まる明日の3日目が、連戦3日目とも相まって、本当の死闘になるのでしょう。
明日は、再び丸山スポーツランドに行こうと思います。それでは、また明日!